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骨の成分

骨は、大きく分けて無機質と有機質の結合組織で成り立っており、体の中で歯のエナメル質の次に硬い組織です。

 

無機質

  • 炭酸カルシウム・リン酸カルシウムなど。骨全体の2/3を占める。

有機質

  • 細胞・血液など。骨全体の1/3を占める。

 

骨の働き

骨は体を形作り、支える役割と、筋肉と融合して体を動かすレバーのような役目を担っています。
また、体内の器官や内臓などの組織を保護し、「骨髄」で血液細胞を作り出し、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、リン、ミネラルなど蓄えています。
骨をじかに見ることはできませんが、皮膚を通して触ったり、強く押したり、握ったりすることで、その形や場所、動きを知ることができます。

 

骨格組織

骨格組織は、体の基礎となる骨組を作っており、その形も様々です。
筋肉が骨格を覆うことで、体がスムーズに動けるように手助けし、関節という骨同士の接合点によって、いろいろな動きができます。

 

上肢の骨格

 

肩関節

  • 骨の部分の関節

上腕

  • 肘から肩にかけての「二の腕」を指す

前腕

  • 手指から肘までを指す

鎖骨

  • 肩甲骨の上部から首の前まで伸びる、少し太めのゴツゴツした骨

肩甲骨

  • 肩関節より少し体の内側にある、幅の広いしっかりした骨

上腕骨

  • 肘から肩にかけて伸びる、しっかりとした1本の長い骨

橈骨

  • 手首から肘までの親指側の骨

尺骨

  • 橈骨と対になっている、手首から肘までの小指側の骨

 

手指の骨格
手根骨

  • 手首に近いところにあるゴロゴロた感触の骨。4個ずつ2列に並んだ、合計8個の不揃いな形をした骨の総称で、手の甲をさすると見つけやすい。

中手骨

  • 手根骨からそれぞれの指の付け根にかけてある、5個の細くて少し長い骨。

尺骨

  • 中手骨から先にある指の骨。関節の数同様、親指には2本、それ以外の指には3本あり、片手で合計14本ある。

 

骨の付属組織

骨は、関節以外にも様々な付属組織から形成されています。それぞれの働きが、体の形成だけでなく、健康とも密接に繋がっています。

 

軟骨

  • 骨のように頑丈だか、伸縮性のある素材で骨に対する衝撃を和らげてくれる。鼻や耳のように顔だちを形成するものもある。

関節滑液

  • 関節で骨と骨との摩擦を防ぐ潤滑液。軟骨に栄養を与える役目も持つ。

骨膜

  • 骨を覆って保護する繊維状の膜。腱靭帯、血管、神経の付属組織として働き、血管が骨に栄養を与える重要な役割を担う。

骨髄

  • 血液の血球、血小板を形成する。造血作用を持つ骨髄は赤色をしているが、機能を失うと黄色になって脂肪組織に変化する。
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