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爪の診断
爪は健康のバロメーターとも言われ、体のあらゆる症状があらわれます。
お客様の爪をカウセリングし、爪に病気や皮膚疾患があり、医師の診断が必要な場合は、施術をお断りしなければいけません。
お客様にネイルを施す際は、爪の健康状態をしっかりと見極める必要があり、そのためにネイリストとして必要な知識を身につけましょう。
爪の異常
爪の異常は、遺伝や生まれつきである「先天性」の異常と、ケガや病気が原因の「後天性」の異常のふたつに分けられます。
先天性疾患に伴うもの
- 爪の先天性異常
- 骨の異常に伴うもの
- 皮膚の角化異常に伴うもの
- 短爪症
後天的な爪の異常
- 全身性疾患
- 皮膚疾患の部分現象
- 爪にのみ異常が認められる疾患
爪の色の異常
爪の疾患には、爪の色を見て症状を判断できるものもあります。
施術の前にしっかりとお客様の爪の色をカウンセリングし、施術が可能かどうか判断しましょう。
白班
- ルコニキア(爪白班)
白濁
- 肝硬変
- 慢性腎不全
- 糖尿病
黄白色
- 爪真菌症(爪白癬)
- 爪甲剥離症
- ニコチン付着
- 内臓疾患
- リンパ系の異常
- 新陳代謝の低下
青紫
- 先天性心疾患
- 肺疾患
青白い
- 貧血症
- 血行不良
緑
- 緑膿菌感染
赤
- 発熱性肉芽腫
- 爪下出血
黒褐色
- 金属性色素沈着
- アジソン病
- 薬剤の影響
- 爪下出血
- メラニン色素増加
- 悪性腫瘍
皮膚の疾患
接触性皮膚炎(カブレ)
外部刺激が引き金となって起こる炎症で、一次刺激性とアレルギー性に大別される。
湿疹
皮膚表皮の炎症で、発赤、かゆみ、ほてり、かさぶたができる。
乾癬
慢性的な炎症で、粗い銀色のかさぶたで覆われ、乾いた状態の皮膚疾患。
たむし
カビ(糸状菌類)による伝染性の高い疾患。
足以外の場所にできる水虫のこと。
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